Case Studies

官民連携・指定管理 事例集

老朽化した公共施設や市が管理する都市公園に、民間の企画力と地域資源を掛け合わせる。
行政と手を組んで新たな賑わいを生み出した、2つのモデルケースをご紹介します。

CASE 01 / 跡地再生
京都 公共施設の老朽化 / 跡地の再生

WOOD DESIGN PARK 京都 -彩-

京都府京田辺市大住竜王谷9-1

概要

事業者選定
公募型プロポーザル
敷地面積
約4万㎡
グランドオープン
2026年5月23日
設計・施工
ニッカホーム株式会社
運営事業主
ウッドデザインパーク株式会社

物件の背景

年地域に親しまれてきた「京田辺市野外活動センター(旧・竜王こどもの王国)」が、2025年3月末をもって閉所となりました。京田辺市は、約4万㎡におよぶ広大な自然環境や既存施設を有効活用し、地域の賑わい創出・観光振興・交流拠点として再整備するため、「京田辺市野外活動センターの活用に係る契約候補事業者選定」の公募型プロポーザルを実施しました。

運営事業者の選定と整備体制

公募プロポーザルの結果、グランピングやBBQ施設の企画運営実績を持つウッドデザインパーク株式会社が事業者に選定されました。既存の管理棟や炊事棟などの建築ストックをリノベーションして活かしつつ、宿泊棟(コテージ/ホステル)、全天候型BBQ棟、アウトドアサウナ、クラフト工房、ピア体験などを新設・再整備するプロジェクトとして着工されました。

オープンまでのタイムライン

2025年3月

旧・京田辺市野外活動センター 閉館

施設の老朽化などを理由に閉館。跡地の新たな活用に向け、公募型プロポーザルによる事業者選定が動き出しました。

2025年5月

改修・整備工事に着工

既存の建築ストックを活かしたリノベーションと、宿泊棟・BBQ棟・サウナ等の新設整備が始まりました。

2026年3月

リニューアル工事竣工

2026年4月25日

宿泊プレオープン

2026年5月23日

グランドオープン

開業記念イベントおよび「はじまりの植樹式」を開催しました。

現在の展開 ― コンセプト「彩」

彩(いろどり)

施設名の「彩」には、豊かな緑に囲まれた非日常体験を通じて、訪れる人の時間を鮮やかに彩るという意味が込められています。開業式典ではテープカットではなく、造成時に移植・保存したミツバツツジの記念植樹「はじまりの植樹式」を実施。旧施設の自然環境と地域の記憶を受け継ぎながら育っていく拠点づくりが意識されています。

公募型プロポーザル 公共施設の再生 大規模リノベーション アウトドア複合施設 跡地活用
CASE 02 / 都市公園再生
一宮 官民連携 / 指定管理 / 都市公園再生

WOOD DESIGN PARK いちのみや -紡-

〒494-0018 愛知県一宮市冨田砂原2120-1(冨田山公園内)

概要

グランドオープン
2022年3月12日
活用敷地面積
約5,000㎡
年間来園者数
約10万人

物件の背景

冨田山公園は、一宮市の南西、日本を代表する河川である木曽川沿いに位置し、自然豊かで「木曽三川三十六景」に選ばれた景勝地です。明治から続く水天宮の川祭りを発祥とする伝統行事「びさい夏まつり」が行われるなど、恵まれた自然環境と地元に愛されてきた歴史を持ち、年間10万人が訪れる地区公園として親しまれています。

活用のきっかけ・あゆみ

2021年(令和3年)

市制100周年を機に官民連携が始動

一宮市市制100周年の取り組みとして、木曽川沿いに広がる冨田山公園(尾西グリーンプラザ北側エリア)の自然環境を活かした賑わい創出・都市公園の魅力向上を目的とする官民連携施策がスタート。一宮市が公園内の遊休スペースや水辺の立地を活用する民間事業者を募る中、リフォーム事業を手がけるニッカホームHD傘下でアウトドアレジャー・グランピング事業を展開するウッドデザインパーク株式会社が参入しました。

2021年(令和3年)

計画策定・整備の着手

一宮市との連携のもと、冨田山公園の敷地約5,000㎡を活用したアウトドア複合施設(グランピング施設、手ぶらBBQ場、ノコギリ屋根をモチーフにした管理棟兼カフェ等)の整備計画が推進されました。

2022年3月12日

「ウッドデザインパークいちのみや -紡-」グランドオープン

一宮市長(中野正康氏)を招いたオープニングセレモニーや、地域マルシェイベント「#ハロー、いちのみや」が開催され、一宮市×民間企業×地域団体が連携するシンボル的施設として運営がスタートしました。

現在の展開 ― 地域連携コンセプト「紡」

紡(つむぎ)

一宮市の伝統地場産業である「尾州織物」を、ゲルテントの内装や装飾に全面採用。単なる宿泊・BBQ施設にとどまらず、地域産業や市民とのつながりを“紡ぐ”拠点として企画・設計された点が大きな特徴です。

オープン後も、一宮市が進める木曽川周辺の「かわまちづくり」や、旧尾西プール跡地等を含めた冨田山公園一帯の再整備(Park-PFI等の官民連携事業)において、既存の賑わい拠点・先行モデルとして重要な役割を担っています。

官民連携 指定管理 Park-PFI 都市公園再生 地場産業継承